50代初老が低所得に転落したら日常すべては都市伝説だった件

日常に潜む「はウっ!」とした瞬間を切り取る。信じるも信じないも自分次第

イチゴ石鹸をもういちどー深夜来訪者よ再びー【そして完結編】

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人生、全ての出会いはかけがえのないもの
ーそして、別れは必ずやってくるー

人生半世紀を生きた低所得の初老が突然ハッと気が付いたことを
記録しておく自分都市伝説です

皆さんには決してあてはまりません

まして、ためになる事などひとつもありません
そして暇つぶしにもなりません

そんな記事に目を留めて頂きまして
先ずは感謝いたします---------------------

 

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 久しぶりの肉体労働と
アルバイトの区内ドライブリレーで
パンパンになっている太ももにムチ打ち
気合いを入れ始める時刻
14:00。

ー今日はどんな異世界人と遭遇するのだろうー
どきが、むねむねしてくる時刻
14:00。

「ただいま」
恐怖の末弟が学校から帰ってきた

「アレ?」
「早いな」

「うん、警察から電話来てさ」
今度は何をしでかした・・・・

ここ数日で最速の直球がインコース低めに
放り込まれたが
当たったよ

間違って手首に 
ズドン
どすこい。

胸が、どきどきする

 

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しかし
おかしい
自宅と初老携帯に警察から
「あんたの息子やらかしたで~」の
いつもの、例の連絡は来ていない

「自転車見つかったって連絡来た」
末弟から放たれた一言

沈黙の後、

ほっ(;´Д`)と
胸をなでおろす

「おおぉ!よかったな」
末弟も、どや顔で返す


同時に蘇る2ヶ月前の記憶・・・・
そう

爽やかなのに
次の日まで倦怠感を引きずる原因となった
あの、美肌警察官の記憶

そして何よりも

未だ
未解決の案件が突然、
脳を支配する

merrygo001.hatenablog.jp

 

そう、
危く忘れ去る所だった

どのイチゴ石鹸が
初老の肌に永遠の美貌を与えるのか

この自分都市伝説
まだ
Xファイルに封印するわけにはいかない

 

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・・・・調査、調査、調査 2時間経過・・・・

しかし普段
「美」
美肌など疎遠の
全く人生とは対極に位置づけされたこの調査は
難航を極める

トックリイチゴ石鹸

 と

あまおういちご石けん

やはり
この2択にならざる負えないか・・・

 

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残された選択はプライドを投げ捨て
初老「老けすぎ」と
バッサリ切り捨てたJSに

勇気を持って聞くしかない
「ねえ、使ってるイチゴ石鹸って何なん?」

なぜなら
直ぐに心から消え去るのに
突然
ひょっこっと現れ
またすぐに消え去る神出鬼没の
「マイペットを使っちゃいけない場所がある」説

ずっと確認しないままモヤモヤを胸に
過ごした年月に終止符を打った
あの時と
この案件は心で重なるから

明日は土曜日
切り捨て御免のJSも出番の日
さあ
プライドを捨てる時が来た

でも、土曜日ってデリバリー忙しんだよな
会話してる暇、あるかな・・・

 

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「ところで、自転車見つかったのは良かったけど」
「なんで学校早退して帰って来た?」

「あの美肌ポリスからまた連絡来たんだけどね」
「それがさ」
「どうしても、今日中に自転車引き渡したいんだって言われて」

「学校終わってからでもいいべ」

「身内に不幸があって、あの人今日、どうしても帯広帰らないと
行けないっていうんだよね。」
「15:00に家に届けに行くから、確認してくれって言われさ」

「は?」

 

自転車捜索を依頼したのは、私立探偵にではない
まして個人で、美肌小野田君にアルバイトで探してと
頼んだ覚えもない

警察が個人の都合で、どうしても今日中に
なんて自分の都合でアポ取りするなんて
信じられない

小野田君が来なくても、誰かほかの人か
後日処理でも全く問題ないでしょ?
「お前、言ってることおかしくない?」

ずいぶん、手の込んだ学校バックレる作戦を
仕掛けたもんだと思いつつ
「ふーん」
と、聞き流して
約束の時間を待った

 

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15:00チョイ過ぎ

二か月ぶりにあの透明感のある美肌に再び遭遇した
「ご無沙汰してまして」
「よかったですね。見つかって」

相変わらず抜けるような爽やかさ全開だ

引き渡しの手続きは
盗難届に四苦八苦していた
あのぎこちなさはもうない

恐怖の末弟が何かやらかさない限り
もう
この爽やかな青年と直接話すこともあるまい

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ーさらば深夜の来訪者よー
そう、哀愁の念を感じ

最後にこう話しかけた
「身内に不幸があったとお聞きしました」
「このたびは、ご愁傷さまでした」

遠慮がちに
「いえいえ」
「自分の都合で、我儘言って申し訳ありません」
こう彼は答えた

末弟の言っていた事は
学校を早退する口実ではなかった
ただのラッキーパンチ一線ってとこか<(`^´)>

 

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しかし


新たな都市伝説が産声をあげてしまった

爽やか小野田君
この他愛もない、小さな自転車窃盗事件

なのに

担当したら最後まで
どうしても自分で処理しなきゃいけないのかな?

身内に不幸があったんなら
誰かに引き継げないのかい?

こんな小さい案件なのに


どうしてもあなたが処理しなきゃいけない理由って


いったい


なに?

国家が壮大に絡むこの案件

初老都市伝説にしてはスケールが大きすぎる

新たな都市伝説が生まれたが
恐らく


未解決で初老Xファイルに封印されることに
なるだろう

 

 フォーエバー美肌の来訪者
ー弁当を注文してくれるその日までー

 

今回も最後まで御覧頂ましてありがとうございました

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