50代初老が低所得に転落したら日常すべては都市伝説だった件

日常に潜む「はウっ!」とした瞬間を切り取る。信じるも信じないも自分次第

【深夜。予期せぬ来訪者現わる】帰宅後に鏡に映る恐怖を克服せよ!

人生半世紀を生きた低所得の初老が突然ハッと気が付いたことを
記録しておく自分都市伝説です

皆さんには決してあてはまりません

まして、ためになる事などひとつもありません
そして暇つぶしにもなりません

そんな記事に目を留めて頂きまして先ずは感謝いたします

ありがとうございます-----------------------------------------------------------------

2019年4月25日。
0:02。

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ー世の中では深夜と呼ばれる時間帯、思いもよらぬ訪問者が我が家にー 

低所得に転落して以来、この初老を訪ねて我が家を訪れる者は
めっきり少なくなった

というか、ほとんど皆無だ

まして深夜に来客など、転落前後の問題でもなく
ビュンビュン吹っ飛ばしていた時代にでも
そうそうあったわけでもない


そんな滅多に来ない来訪者が突然、深夜に現れた
自分都市伝説

話はこの時刻の約1時間前にサカノボル----------------------------------------

ー目次ですー

着信アリ

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                 (注:ほぼ同一人物ですが本人ではありません。)

時刻は前日の23:00チョイ過ぎ
携帯に着信あり
(ここ最近は深夜どころか昼間でもめっきり電話は来ない)

「なすたべ。」

                      「あ、とうさん?」

 記念すべき当ブログ初回に登場した、恐怖の末弟から電話だ
最近、ほとんどのやり取りがLINEなので
何かよからぬ事態だということは、すぐに察しがついた

            「今、駅なんだけど迎えに来れる?」

「いいけど、チャリは?」

                    「無いんだよね~」
                    「盗まれたみたい」

 

自転車泥棒

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「はぁ?」
        「ほら、鍵無くしてチェーンぶっ壊してからさ、
              鍵なしで駅に自転車止めてたから」
              「盗まれても俺が悪いんだけど…」      

去年そろそろ自転車シーズンも終わる10月半ばに
(北海道は降雪期間の冬季、自転車とさよならしなければなりません)
恐怖の末弟は、こともあろうにチェーンロックの鍵を紛失
仕方なくチューンを切断し、鍵無し状態で冬を越したのを思い出した

「だから、なんでチェーンまだ買って!・・・」

末弟に言いかけて


ハッと我にかえった

ー そうだ
悪いのは防犯対策を怠ったことではない
悪いのは自転車を窃盗したやつだ
ここで怒ったら
「いじめられる側にも理由がある」って
陰湿なことを続ける
人を人と思わない卑劣な奴の理屈と同じだ ー

 心を落ち着かせ

「おまえね」
「確かに鍵無しだったけど、なんで盗られたお前が悪いの?」
       「いや...なんでって、だから鍵かけてないから」

「だからぁ」
「悪いことしてんのは、チャリぱくった奴だべや!」

      「そうだ・・よな!なんか急に腹立ってきたわ!」
やっと我に返ったらしい

「だからスグ交番行って盗難届け出して来い」

                     「わかったわ~」
        「終わったら連絡するからお迎えよろしく!」
              「ぷちっ・・・ツーつーとぅー」
前触れもなく突然電話を切る末弟に
ちょっと( `ー´)ノ イラッとしながら
連絡を待つことに-------------------------------------------------------------

日付が変わり0:00をまわった
もうお迎えの連絡を待って小1時間は経つ


「なにしてんだべ」
盗難届出すくらいでそんなに時間掛かるべか?
と、?が頭の中を3つくらい浮遊し始めたとき

家のチャイムが突然鳴った
「ピンぽーん」

今回の主人公深夜の訪問者を恐怖の末弟が連れてきた

「いヤぁ~。夜分遅く失礼しますぅ」

 

予期せぬ深夜の来訪者

 

   

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 「ただいまぁ」
「送ってもらっちゃったよ」

末弟はにこやかにポリスめんにぺこり、頭を下げた。

「夜分遅いですから。かなりご自宅まで距離もあるみたいですし」

爽やかに初老に話しかける

しかしなんて爽やかなんだ
薄暗い我が家の玄関先で

眩く光る透き通る肌
なんという澄んだ瞳
都会の洗練された爽やかさではなく
言い方に語弊があるかもしれないが
田舎から上京した純真無垢な爽やかオーラをまとっている
そして警察官とはおもえないキャシャな体系

間違いなく新卒ポリスめん
そう、アニメ「弱虫ペダル」の主人公
小野田くんにくりそつのイメージ
爽やかさに圧倒されこの間3秒程

「はっ」と我に返り


「こちらこそ、夜分遅くご迷惑をおかけしました」
「ご親切にありがとうございました」
駅から自宅まで遠いといっても、たかだか約1キロメートルちょっと
大人の足なら、たいした事はない
爽やかポリスめん小野田くんの親切心に初老も自然に頭が下がった。

「それでは」
「お邪魔してよろしいですか?」

と爽やか小野田くん。

 

「はぁ?」
日付が変わる直前直後に「はぁ?」を発声したのは多分、人生初だ      

「いやぁ、深夜だし、盗難届書くのに自転車登録書の内容も必要だったから

家帰って書いた方がいいっていわれてさ」

さすがの末弟も、父親が小野田くんの発した一言で
初老が混乱していることに気が付いたらしい
「あ・・あ、そうなんだ・・」
「じ・・じゃあどどどうぞ・・・」

いらっしゃいませ

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微妙に動揺して、爽やか小野田くんを迎え入れたと同時に
思った言葉が自然と口を突いて出た。

「じゃぁ、今まで小一時間交番で何してたの?」

「いや~それがですね、パトカーの駐車チケット無くしちゃって
車、駐車場から出せなくなっちゃいましてね~」
「やっと見つけて今、到着って訳なんですよね~」
「いや~息子さんその間待たせちゃって。すいませんでした」
ソファーに着座と同時に小野田くんの説明が始まったが


ちょっと何言っているかよくわからない

結局、何一つ事は進行していない事だけは
やたら「いや~」が多い言い訳じみた言葉からわかった

「どうぞ」お茶を出して早速、テキパキ盗難届の処理が・・・
始まらん・・・
おもむろに二つ折りの赤いブックカバー風の
可愛い携帯ケースを
ポケットから爽やか小野田くんは取り出す。

「谷口です」(※仮名です)
何やら上司と連絡を取り合っているようだ

「登録書ありました。」
「で、ここの2項目なんですけど、なんゃらかんゃら」
「すいません。自転車盗難物件初めてなもんで・・・」

ていうか小野田くんじゃない

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最後に印鑑を押すまで、自転車の駐車状況記載箇所を
上司にダメ出しをくらい続け
なぜか、自転車を止めていた両隣の自転車の形状と色の確認で末弟と格闘し
結局、ペラペラの書類一枚完結するまで所要時間小一時間なり
ようやく最後の印鑑ぽちっ

深夜の訪問者が帰路についた時、時刻は1:00をまわっていた。
あの末弟がグッタリしている姿、何だか笑える

  f:id:merrygo001:20190508234901j:plain      

パトカーを見送りながら。

末弟がポツリ。

「あのポリス、肌めちゃくちゃ綺麗だったな」

だよな・・・

 

来訪者帰宅後に 鏡に映る恐怖

就寝前の歯磨きで鏡の前
洗面台の鏡に映る自分の顔がやたら気になる

そう
間違いなく爽やか小野田谷口くんの肌を
小一時間見続けてインプットした情報に脳が
鏡の中の顔の肌との違いに違和感を感じている・・・・
初老のグッタリした皮膚感を素直に鏡は映し出す
いつもは気になるはずもない
半世紀見て、飽き飽きした自分の顔

なんじゃこりぁAAA
と言わんばかり

自分の顔にゆっくりムンクのごとく手を添えた

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もう、恐怖でしかない・・・・・・

寝る--------------------------------------------------------------------------- 

 

果実攻撃で恐怖を克服せよ!

次の日、バイト先で早速
仲の良い女の娘3人に 「昨日夜中に警察来たべや~」と
雑談中にネタぶり
この女の娘達、親友で専門学校も一緒の仲良しな3人
「弱虫ペダル」好きの娘が早速食いつく
「そんな似てるんだったら帰りチェックしようかな!?」
でも
「昨日夜中勤務だったから今日は多分交番に居ない
と思うよ」
と、多分ポリスは参勤交代制と思われる説明にちょっと
ムッとしている様子


そして話は
なぜか肌の話に飛び火する

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「てか、初老、歳のわりに老けすぎじゃない?」
「父さん48だけどそんなシワないし」
今度は初老がムッとする番だ
この年の2コ差は阿藤快と加藤あい位、違う事を説明し
「父さん太ってて顔の肉パンパンだからシワないんでないの?」
と反撃
そこで真面目な返答が来た
「うち、家族全員同じ石鹸で顔洗ってるから」
「マジ父さんと初老比べたらビフォーアフターだわ」
と思いきや、やっぱり反撃された・・・
ていうか
「同じ石鹸?」
「女の人が使うの父さんも使ってるの?」
今度は真面目に初老が食いつく番だ
「多分男とか女とか関係無いと思うけど」
「母さん3年前くらいから買ってるから、私よくわかんないんだけど」

「確かイチゴ石鹸だったとおもう」

「イチゴ石鹸?」

 

「いらっしゃいませ!」
ここで劇的にお客さんがお店に------------------------------------

往々にして初老の人生はこんなものだ
肝心な事はすべて藪の中へと・・・・・


そして、後日
「あのさ、こないだのイチゴ石鹸てどんなやつ?」

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silviaritaによるPixabayからの画像


なんて話の続きを・・・・
そう
初老の訳のわからないプライドがそんな質問を絶対に
許さないのだ!
彼女らは寸分も気に留めてさえいない
些細な会話であっても・・・・!(笑)

イチゴ石鹸♪
イチゴ石鹸(*'▽')

イチゴ石鹸?
どれだよイチゴ石鹸!

調査は深夜まで続く・・・・


そうだ、交番に電話して聞いてみよう
これでしょ小野田君!

トックリイチゴ石鹸

今回もつたない記事にお付き合いいただきまして
ありがとうございました<(_ _)>

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