初冬、もうだめかも。襲い掛かる2つの恐怖は止まらない
・加齢
・疲労
この2大要素に
・冬の到来 外気温度の低下
という要素が加わると
身体のあらゆる箇所は機能低下し不具合が現れる
そして
そこには
想像以上の悲惨な初老・自分都市伝説が待ち受けている
ー2019北海道・初冬ー
霙(みぞれ)降り続く21:00頃
とある集合住宅へ弁当の配達をする初老に
この身体機能低下による恐怖が忍び寄る
そして
いつもの如く「はぁアぅツっ!」となる瞬間が訪れる
「まだ行ける」
配達先の集合住宅に到着
これから4Fまでダッシュし
商品受け渡し後
店舗へ名誉の帰還までは
なんとかもつだろう
そう思考回路は短絡的に考察して
配達前、賭けに出た
しかし
事はそう簡単には運ばない
今
「漏れそう」でたまらない
そう
気温が下がると、初老に突然と襲い掛かる恐怖
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ー商品受け渡し後ー
配送車までの道のりが妙に長い
階段をダッシュで下る脳内イメージと
右・左足が刻むステップのギャップ
寒いはずが、額にかすかに
にじむ汗と後悔
車両まであと10歩の所で
目の前の景色が突然変わった
車の横ドアにいつもドーンと構えている
愛・憎たらしい店舗のキャラクターが
何故か目の前に出現した
ー左ひざが痛いー
どうやら滑ってコケたようだ
今年の初滑りだ
と
痛みと観賞に浸っている場合じゃないのよ
貯水タンクは
もう警戒警報水域をとうに超え
いつ氾濫してもおかしくない
このとき
車に乗り込んだ速さは
あぶない刑事のタカが
バイク乗り込むスピードをはるかに凌駕した
アクセルを踏んだ瞬間だった
その時
「あれ?」
左足首に違和感を感じた
生暖かいものが
確かに流れ落ちている・・・・・
額に滲んだ冷や汗は粒となり流れ落ちた
「やっちまったな!」
急がず、慌てずに帰路へたどり着く為
冷静さを取り戻す為
クール&ポコ
何処いった?
正月にまた観れるさ
と
思考を一旦、現実逃避させた
氾濫をおこした貯水タンクが
が今だ危機的状況にあることに
何ら変わりはないのだら
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配送車を店舗正面に横付けし
走った
正面のお客様入口より堂々と入り
走った
それが最短ルート
止む終えない
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解放感に浸りながら
止まらない放水
放水量70%に到達した時
思考が正常に働きだす
「いわゆるこれが老化現象か・・・」
「貴様の身体は意志とは無関係に動き出す」
今度はケンシロウが脳内に浮かび上がる
我慢が出来ない情けなさを
身に染みて感じながら
「また泌尿器科の世話になるのかな」
冷蔵倉庫で作業に明け暮れ
膀胱をやられたときに
泌尿器科にお世話になった
ヤング初老時代の苦い思い出
こっぱずかしい想い出が
心をよぎりながら
貯水タンクは空になった
しかし今の時代
ネットと言う強力な武器がある
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悲壮感MAXの中でも
前に進まなければならない
それが人生だ
生暖かかった左足は
今
ひんやり、しっとり濡れている
被害状況を確かめなければ
ズボンを下げ
白いももひきヒートテックを覗くと
膝から足首、一筋の流れは
赤かった
「漏らしてない!」
認識し、安堵した瞬間
左足に激痛が走る
ももひきヒートテックを下げると
小さく深く膝の下が
パくっと裂けていた・・・・・・
傷口は小さいものの
血が止まらない
バイトも風呂に入るのも困難な日常を
回避する商品を調べていた
”止血”で検索すると
ある商品が目に留まる
傷口に塩をこすりつけるような表記
何故か、わさび(1枚入り)とある
マジックベルトのようだが
何故、ワサビが・・・・
って、どんだけ荒療治!
ナビス マジックベルト 70*1200mm わさび(1枚入)
あ
そうゆう事ね
すいませんでした・・・<(_ _)>
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初老都市伝説、一番身近にあるのは
やはり老化現象
サクラが咲くまでに待ち受ける
次の恐怖とは一体・・・・・!
今回も最後まで御覧頂ましてありがとうございました。